はっきり言うと、自分でもあんまりよく解ってないw 地震の前兆現象を捕えたいって事なんだけどね。
だいぶ昔だけど、串田さんの事を取り上げたテレビ番組を見た。それにインスパイアされて、似たような事が簡単にできないかってやってみけど、同じような現象は捕えられなかった。
ただ、地震前兆と思われる電波の放射らしきものが捕えられた事があった。そんな事もあって、電磁波放射の観測がやりたいなぁって思っていたんだよね。
地震前兆の電波観測をやっていて問題になるのは、通信や放送、家電機器や工場の機器のノイズ、なんやらかんやらいっぱい人工の電波が飛んでる。こういうのって、避けて通れない。そう簡単にフィルタができるわけじゃない。人工の電波は、ほとんど1点から出てる。AM放送は、おんなじ周波数でおんなじ内容を放送してたりするけど、それ以外はほとんど・・・まずまちがいなく1点から出てる。
それに対して地震の前兆として観測される電波はどこからきてるのか?地面の中から?地面は電波を通さないよね、だから、電位が地表まで伝わって、地表の出っ張りをアンテナにして飛び出てくると言われてる。まだ確証は無いんだけど。
だから、そういう電波は、地表にあるいろいろな所から出てるはず。あっちの山から、こっちのビルから、大きな木や煙突からも。これは、放射源が1点であれば人工ノイズであり、どこから放射されているのか特定できないとなれば、それは地震前兆の可能性が高くなるという事であって、指向性の高いアンテナを使って放射源を探れば人工ノイズをふるい落とす事ができるというわけ。
・・・が必要になるんですねぇ。簡単に指向性が高いアンテナなんて一言で言っちゃってますけど。
UHFとか高い周波数帯なら多素子の八木アンテナをたくさんスタックさせてなんてことも考えられるけど、そんな高い周波数じゃあんまり観測例がないみたいなんだよね。装置を作るにしても難しくなるし。と言って、周波数をVHFまで落とすと巨大なアンテナになっちゃう。じゃあ、どうすればいいのか?アンテナのゲインの高い方向のキレを求めるから大変になっちゃうんだよね。だったら、アンテナのゲインがゼロになる方向を探ってみたらどうだろう。ダイポールアンテナでも真横からの電波は、ストンと落ちこむようにゲインが無くなるよね。人工ノイズの1点からの放射なら、信号の強度がストンと落ち込む方位があり、多点から放射された自然界からのシグナルは、方位による変化はあっても、1方位でひどく落ちこむような事は無いはず。
観測する帯域もぐ〜っと下げて、AMラジオ放送で使ってるMWでやれば、受信に普通のラジオを使ってバーアンテナの指向性に頼る事もできる。これならモーターで回転させるにしても現実的だよね。
観測方法が決まったら、観測装置を用意しなきゃならない。ふつーです。でも、1個人が成功するかどうかもわからない実験をやるには、お金をかけられない。つーか、無い。w
で、最初は受信機をダイソーの100円ラジオ。アナログ−デジタルコンバータは手持ちのものを、アンテナの回転もたまたま持っていた現品comのステッピングモーターのキットを使おうと思ったんだけど、できるだけ作りやすく、誰でも手に入る物を使ってやってみたくなっちゃった。
そのため、アンテナの回転はラジコンのサーボで、アナログ-デジタルコンバータは、以前、すこ〜し使った事のあるPICというマイコンで、サーボの制御もこのマイコンでやっちゃう。
観測用PCは10月前に捨て忘れた古いマシンを使おう。こんなハード構成に落ちついた。でも、ソフトがきつい・・・PICのアセンブラとPCのVisualBasicはなんとかなりそうだけど、Webで公開するとなると、どうやったらいいものか見当もつかないや。PerlとかJAVAとかぜんぜんわからないし。
電子回路もそうだけど、スキルアップが必要です・・・
あったりまえだけど、今の観測装置を完成させる。とりあえずローカルで運用する事ができるようにする。それができたらWebで公開できるようにする。Webでの公開は、どんなふうにするのか考えがまとまっていない。とりあえずはグラフっぽい表示で表すのがせいいっぱいかな?そのあとで勉強して考えよう。
あと、装置の製作方法もできるだけわかりやすく載せてみたい。同じような方法で観測をしたいとう方が出たら、ぜひ、バックアップしたいし。
出たとこ勝負なヤシなんで、どうなるかはわかんないけどねw